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登山初心者から中級者向け!おすすめ登山靴ガイド【2025年版】

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登山靴は足の保護や安定性を高め、安全な登山には欠かせないアイテムです。かつては革製のハードタイプが主流でしたが、近年ではナイロン繊維やメッシュ素材を用いた軽量モデルが増えています。登山靴市場では、ローカットやミドルカット、化繊素材の採用がさらに進んでおり、初心者でも扱いやすい履き心地の良い靴が増えています。登山靴選びに迷う初心者の方にも参考になるよう、モデルごとの特徴を詳しく解説します。最新モデルでは衝撃吸収や通気性が改善され、より快適に歩ける設計も増えています。 目的や用途に合った靴を選ぶことで、山行の快適性と安全性が格段に高まります。
目次
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登山靴トレンド:軽量化のメリットとデメリット

近年、登山靴ではシューズライクな「軽量・低カット」タイプが注目されています。

軽量登山靴は脚への負担が減り疲労が軽くなる一方、素材が薄くサポート力が低い点には注意が必要です。つまり、日帰りや短距離ハイキングでは軽量靴が快適ですが、長時間の縦走や重装備の登山では足首サポートや耐久性を重視した本格登山靴が適します。

かつて登山靴といえば革製の重厚なブーツが主流でしたが、最近は軽量な合成繊維やメッシュを用いたモデルが増えています。加えて、トレイルランニングシューズのような歩行性重視のデザインが登山靴にも取り入れられ、用途の幅は広がっています。ゴアテックス搭載モデルは突然の雨天に強く、春夏用には通気性の高いメッシュ素材モデルが増えています。現在の軽量化ブームは一過性ではなく今後も続くと見られ、新素材やソール技術の進化にも期待が高まっています。

登山靴の選び方:歩きやすさとフィット感

登山靴を選ぶ際は、以下のポイントをチェックしましょう。

フィット感
靴は甲やくるぶしで足をしっかりホールドしつつ、つま先には親指一本分程度の余裕を持たせます。実際に歩いてみて、かかとが固定され足が滑らないかを確認しましょう。

サイズ選び
一般的にスニーカーより0.5~1.0cm大きめがおすすめです。夕方など足がむくんでいる時間帯に試着し、靴ひもをしっかり締めて快適かどうか確認しましょう。

カット
ミドルカットやローカットは動きが軽快ですが、岩場や重装備にはハイカットで足首を保護した方が安心です。

素材・防水性
革製は耐久性や防水性に優れ、化繊製は軽く通気性が高い特徴があります。ゴアテックスなどの防水透湿素材を使用したモデルは、雨天でも快適に歩けます。

重量と剛性
軽量靴は脚への負担を軽減し、疲労を抑える効果があります。ただし、ソール剛性が低いため、急な岩場では支えが弱く感じることがあります。重めの登山靴は耐久性や衝撃吸収に優れており、重装備や長期縦走向きです。

ソールとグリップ
ビブラムソールなど深いラグ(凹凸)があるソールは、岩場やぬかるみでもグリップ力が高いです。クッション性を重視するなら、厚底タイプを選ぶとより快適になります。

慣らし履き
新品の靴は最初硬く感じることがあるので、購入後は低山や短いハイキングで試し履きし、靴を足に馴染ませましょう。

インソール
専用の中敷きを使うと、足裏のアーチをしっかり支え、長時間歩いても疲れにくくなります。

ブランドと特徴
各ブランドにも個性があります。例えば、スポルティバは岩場でのグリップ力に優れ、ホカは抜群のクッション性を誇ります。モンベルやキャラバンは、日本人の足型にフィットしやすく、手頃な価格帯も魅力です。

定番|迷ったらここから!安心の人気モデル

Salomon|X Ultra 4 Mid GTX(サロモン X ウルトラ4 ミッド GTX)

サロモンの「X Ultra 4 Mid GTX」は、軽量性と安定性を兼ね備えたミッドカットのハイキングシューズです。独自のADV-Cシャーシが足の外側を安定させ、関節を保護しながらも動きやすさを維持します。Contagrip MAアウトソールは、ぬかるみや滑りやすい地面でも優れたグリップ力を発揮し、ダウンヒルでもコントロールが容易です。GORE-TEXメンブレンにより、防水性と透湿性を確保しています。また、SensiFit技術により足を包み込むようなフィット感を提供し、快適な履き心地を実現しています。日帰りハイキングから中級の登山まで、幅広いシーンで活躍する一足です。

参考価格:約24,200円

Merrell|Moab 3 Mid GTX(メレル モアブ3 ミッド GTX)

Merrell(メレル)の「Moab 3 Mid GTX」は、初心者からベテランまで幅広い登山者に支持される定番のミッドカット登山靴です。GORE-TEX®メンブレンを採用し、防水性と透湿性を兼ね備えています。アッパーには撥水加工を施したピッグスキンレザーとメッシュを使用し、耐久性と通気性を両立。Vibram® TC5+アウトソールは、様々な地形で優れたグリップ力を発揮します。また、Merrell独自のAir CushionやSuper Rebound Compoundミッドソールにより、衝撃吸収性と安定性が向上。履き口はやや低めで足首の可動域が広く、スニーカーのような快適な履き心地が特徴です。初めての登山靴としてもおすすめの一足です。

参考価格:約24,200円

Keen|Targhee III Mid(キーン ターギーIII ミッド)

KEENの「Targhee III Mid」は、軽量で快適な履き心地と優れた防水性を兼ね備えたミッドカットのハイキングブーツです。KEEN独自のKEEN.DRY防水透湿メンブレンとPFASフリーの撥水加工により、足元をドライに保ちます。オイルドヌバックレザーとメッシュのアッパーは柔軟性があり、足に馴染みやすい設計です。KEEN.ALL-TERRAINラバーアウトソールは、多方向ラグパターンにより、泥や岩場でも高いグリップ力を発揮します。また、広めのトゥボックスとクッション性の高いインソールにより、長時間の歩行でも快適さを維持します。日帰りハイキングや軽めの縦走に適した一足です。

参考価格:約25,000円

最近人気|軽量・クッション性重視の注目モデル

La Sportiva|TX5 GTX®(トラバースX5 GTX)

La Sportiva(通称: スポルティバ)の「TX5 GTX」は、岩稜帯や急斜面に強いハイカットのアプローチシューズです。GORE-TEX® Extended Comfortをライニングに採用し、防水性と透湿性を両立。足首の可動域を確保する「3Dフレックスシステム」により、安定感と柔軟性を兼ね備えています。Vibram®メガグリップソールは、濡れた岩場でも高いグリップ力を発揮。アッパーにはヌバックレザーを使用し、耐久性と足馴染みの良さを実現。富士山や日本アルプスの初級コースに適しており、初心者から上級者まで幅広く対応する一足です。

参考価格:約35,200円(税込)

Mont-bell|マウンテンクルーザー600

モンベルの「マウンテンクルーザー600」は、日帰りから小屋泊まで幅広く対応するミドルカットの登山靴です。ゴアテックス採用で防水透湿性に優れ、アッパーはメッシュとスエードレザーの組み合わせで軽量かつ耐久性があります。独自の「トレールグリッパー」ソールは濡れた岩や木道でも高いグリップ力を発揮し、ソールの張り替えも可能です。日本人の足型に合わせたラスト設計で、レギュラーとワイドの2種類の足囲が選べます。軽快さと安定性のバランスが良く、初めての登山靴としてもおすすめの一足です。

参考価格:約22,880円(税込)

HOKA|KAHA 2 MID GTX(カハ 2 ミッド ゴアテックス)

HOKAの「KAHA 2 MID GTX(カハ 2 ミッド ゴアテックス)」は、厚底のクッション性と高い安定性を兼ね備えたミッドカットの登山靴です。GORE-TEXメンブレンを採用し、防水性と透湿性を確保。Vibram® Megagripアウトソールは、滑りやすい地形でも優れたグリップ力を発揮します。また、HUBBLE®ヒールとSwallowTail™デザインにより、スムーズな歩行をサポートします。重量は約525g(US9サイズ片足)で、長時間の歩行でも疲れにくい設計です。耐久性の高いヌバックレザーを使用し、長期の使用にも適しています。日帰りハイキングから長距離の縦走まで、幅広いシーンで活躍する一足です。

参考価格:約33,980円(税込)

まとめ|自分に合った登山靴で快適な山歩きを

登山靴選びは、登山の快適さと安全性を大きく左右する重要なポイントです。近年は「軽量」「歩きやすさ」「フィット感」を重視したモデルが増え、初心者でも安心して使える靴が豊富にそろっています。まずは信頼できる定番モデルから選べば、大きな失敗は少なく、山歩きの楽しさをしっかり味わえるでしょう。さらに、軽さやクッション性に優れた最新モデルを選べば、長時間歩いても疲れにくく、より快適な登山が楽しめます。どの靴も一長一短があるため、試着をしてサイズ感を確かめることが大切です。自分の足に合った登山靴を見つければ、山での一歩一歩がもっと軽やかに、自然との出会いもきっと特別なものになるはずです。最適な一足とともに、2025年の山旅を満喫しましょう!