20L / 約443g
1万円前後(税込11,000円)
モンベルの超軽量パック。100デニールの高強度生地で軽さと強度を両立。上部はドローコードで開閉し、荷物をしっかり圧縮可能。
背面パッドは取り外し可能でコンパクトに収納可。チェストベルト(チェストサポート)と収納式のウエストベルトを備え、体へのフィット感を調整できます。隠しポケットやピッケルストラップなど必要十分な装備付き。
生地裏面にウレタンコーティングを施し防滴性に優れる設計。
※完全防水ではないため、大雨時は別売りレインカバー推奨。
とにかく軽く背負いやすい点が魅力。軽量コンパクトな道具で山を楽しみたい初心者にピッタリのザックです。必要最低限の機能で構造がシンプルなため直感的に使え、モンベル製品ならではのコストパフォーマンスと信頼性も安心できます。
22L / 約640g
2万円前後(税込19,800~24,200円程度)
日本発のガレージブランド PaaGo Works の人気ザック。高重心設計で荷重バランスが良く、大容量フロントポケットやユニークな「7の字」に開くメイン開口部を備えた独創的デザイン。生地は軽量かつタフで、誰もが気負わず使える質感に仕上げられています。
ショルダーハーネスは厚めで背負うほど馴染み、背面パネルは着脱式で状況に応じて調整可能。4本のギアループが配置され、外付け装備の拡張性も高い。背負い心地と使い勝手の良さが自慢の設計で、「軽くてタフな相棒」とのコンセプト通り、ハイキングから街使いまで頼れる汎用性があります。
完全防水ではありませんが、生地にはPUコーティングが施されある程度の防水性ありoxtos.jp。突然の小雨程度ならフロントポケットに収納してしのげます。
他人と被らない個性的なルックスと、細部にまで工夫の詰まった機能性が魅力です。高重心の構造により抜群の背負い心地を実現しており、長時間背負っても疲れにくいとの声があります。日帰り登山だけでなく普段の旅行や通勤にも使えるデザインで、「丸いけど尖っている」唯一無二のザックです。
35L(Mサイズ36.5L) / 約1.3kg(Mサイズ)
定価31,900円(税込)前後(実売2.2~2.8万円程度)
2024年発売の新世代モデルで、日本人の体型に合わせた背面長設定のテクニカルパック。背面はトランポリン構造のメッシュパネルで通気性が高く、フィット感も強いため非常に背負いやすい。自立するほどしっかりした構造で荷造りしやすく、標準でレインカバー付属なのも初心者に嬉しいポイント。
上部の雨蓋(トップリッド)は取り外し可能で、日帰りなど荷物が少ない時は容量を減らして軽量化できます。メイン収納はトップローディング式ですが、本体下部にジッパー式の下部アクセスを備え、底に入れた寝袋等も取り出しやすいです。ヒップベルトと肩ベルトは厚めのEVAフォームで快適さと荷重分散性に優れています。各所にポケット多数。
防水性:本体生地は100デニールナイロンに撥水加工。防水ではないものの付属レインカバーで完全防雨に対応可能。
通気性と安定感のバランスが秀逸で、汗をかきやすい夏場や運動量の多い登山でも背中がムレにくいです。実際「背面がメッシュでフィット感も強いので非常に背負いやすい」と評価されており、初心者が最初の1泊登山用ザックとして安心して選べる定番モデルです。ノースフェイスらしい洗練されたデザインも人気で、街使いにも違和感がありません。
32L / 約1.3kg
定価3.3万円(税込)前後(実売約3万円)
アメリカ・モンタナ発のMystery Ranch製で、プロユースにも耐える頑丈さと独自構造が特徴の硬派ザックです。フロントにY字型に配置された3ジップデザインにより、リュック全体をガバッと大きく開けられて荷物の出し入れが容易。
無段階調整できる背面長(ヨーク)と取り外し可能なウエストベルトを備え、体格や用途に応じてフィット感を追求できます。
内部にHDPEフレームシート入りで荷重を腰に分散でき、重い荷物でも安定して背負えます。背面フレームは中央で屈曲する構造で、前傾姿勢でも体に沿ってフィットする一体感があります。
ウエストベルトはパッド付きで快適かつワンタッチで着脱可能なので、荷物が少ない日や街中ではベルト無しでスッキリ使用できます。
フロントにデイジーチェーンを配置し、ヘルメットやソーラーパネルなどの追加装着にも対応。まさに「一つで何役もこなす」万能パックです。
メイン生地は210Dナイロンなど耐久性重視で、DWR耐久撥水ジッパーを採用し水濡れにも強い改良がなされています。突然の雨でもファスナーからの浸水を抑える工夫があり、別売りカバー併用で安心です。
「背負いやすい」と数年前から評判通りの高機能ザックとのレビューもあり、重めの装備でも疲れにくい背負い心地が支持されています。
3方向に大きく開く独特のジッパー構造は「とにかくパッキングが楽」と好評で、初心者でも荷物の出し入れに悩みません。
丈夫さも折り紙付きで、多少乱暴に扱ってもビクともしない耐久性は長く使える道具として魅力です。人とは違うミリタリーライクなデザインも、山で一目置かれる存在感があります。
65L / 約2.0kg(サイズMの場合)
定価55,000円(税込)前後
快適な背負い心地と耐久性で定評あるグレゴリーのフラッグシップモデル。重い荷物を背負う長期縦走向けに開発されており、40ポンド(約18kg)を超える荷重でも安定して運べる優れたサスペンションを備えています。
厚手のパッド入りヒップベルトとショルダーハーネスが体にフィットし、荷重を効率的に分散します。
グレゴリー独自のフリー・フロートA3サスペンションにより、歩行中にパックが体の動きに追従してバランスを保ちます。
上部からのトップロードに加え、フロントU字ジッパーとボトムアクセスを搭載し、メイン気室の上下どちらの荷物にも簡単にアクセス可能です。
雨蓋部分に2つのポケット、ウエストベルトにも大きめのポケットを装備し、小物収納力も◎。さらにボトルポケットは歩行中でも手が届きやすい設計になっています。
雨蓋は取り外してサブザック的に使用することも可能です。
本体は耐久性のある210Dナイロン生地で適度な耐水性がありますが、長時間の雨では防水カバー併用推奨。付属のレインカバーはありませんが、市販のLサイズ用カバーを使いましょう。
重装備になりがちなテント泊でも、「荷物が重く感じにくい」「肩や腰への負担が少ない」と高評価の背負い心地が魅力。
ベンチレーションは控えめながらクッション性は抜群で、腰や肩の痛みが出にくいため体力に不安のある初心者にも安心です。
豊富なポケットとアクセスで大荷物の整理整頓がしやすいのも利点です。価格は高めですが、一度手にすれば長年の登山の相棒として活躍してくれるでしょう。
55L相当(ロールトップ延長含む) / 約940g
7~8万円(税込)前後
アメリカのUL(ウルトラライト)メーカー Hyperlite Mountain Gear製の超軽量大型ザック。
素材に耐久性・耐水性に優れたDyneema複合素材(DCF)を使用し、重量1kgを切る驚異的な軽さと高い防水性を両立しています。
装備を極限までシンプルに削ぎ落しつつ、必要十分な機能を備えたミニマルデザインで、ULハイカーの新たなアイコン的存在として支持されています。
開口部はロールトップ式で荷物量に応じて高さ調節可能。メイン気室は仕切りのないシンプルな構造ですが、パック全体が完全防水(開口部をしっかり巻けばザックカバー不要)です。
外側に大きな3つの固有ポケット(サイド×2+背面×1)を備え、濡れたテントやレインウェアの収納や行動食・ボトルの素早い出し入れに便利。
内部フレームは取り外し可能なアルミステーで、荷重を安定させつつ軽量化に貢献。ヒップベルトにはポケット付き、ハイドレーション対応と、シンプルながら欲しい機能は押さえています。
最大の強み。主要素材が防水性の高いDCFで、縫い目もシーム処理済みのため、大雨でも内部への浸水をほぼ防ぎます。
テント泊装備を濡らしたくない縦走でも安心感が桁違いです。
何よりその軽さがもたらす恩恵は絶大で、大容量ながら空の状態では驚くほど軽快に感じられます。
重装備の負担を少しでも減らしたい登山者にとって理想的なザックでしょう。
耐久性も高く、岩場や藪で酷使しても破れにくいと評判です(価格は高いですが長期的に元が取れるタフさ)。
「荷物の軽量化に本気で取り組みたい」「他の人とは違う尖ったギアが欲しい」という人にぜひおすすめしたい個性派ザックです。雨の多い日本の山域でも威力を発揮してくれます。
各モデルの主要スペックと特徴をまとめた比較表です。
モデル名 | 容量 | 重量 | 価格帯 | 防水対応 | 主な特徴 |
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モンベル バランスライト 20 | 20L | 約443g | ~1.1万円 | 防滴・別売カバー | 超軽量、取外し可背面パッド、シンプル構造 |
パーゴワークス バディ22 | 22L | 約640g | ~2万円 | 耐水・PU加工 | 高重心設計、大型前ポケット、7字形開口 |
TNF ウラノス35 | 35L | 約1.3kg | ~2.5万円 | レインカバー付属 | メッシュ背面で通気◎、自立型、雨蓋取外し可 |
ミステリーランチ スクリー32 | 32L | 約1.3kg | ~3万円 | 耐水ジッパー | 3ジップ全開、背面長無段階調整、丈夫で快適 |
グレゴリー バルトロ65 | 65L | 約2.0kg | ~5.5万円 | 別売カバー推奨 | 厚手パッドで重荷も快適、前&下部アクセス |
HMG 3400サウスウエスト | 55L | 約940g | ~7.5万円 | 本体が防水 | DCF素材で超軽量防水、外ポケット充実、UL仕様 |
初心者の方は、まずは日帰り~小屋泊用に30~40Lクラスから選ぶのがおすすめです。慣れてきたら目的に応じて小型や大型も検討し、自分のスタイルに合った“相棒”ザックを見つけてみてください。快適な背負い心地のザックなら、きっと登山がもっと楽しく安全になることでしょう。