多摩川サイクリングロード(通称:多摩サイ)は、東京都羽村市から大田区の河口まで約50km続く人気のサイクリングルートです。都内にいながら豊かな自然を感じられるこの道は、初心者からベテランまで幅広く楽しめるのが魅力。道幅が広く、舗装もしっかりしているため、快適に走行できます。
特に春には、府中郷土の森や是政橋周辺で見られる桜並木が圧巻で、毎年多くのサイクリストが花見を兼ねて訪れます。沿道には昭和記念公園や多摩川台公園などの緑地も点在しており、立ち寄りスポットには困りません。
また、補給や休憩にも便利で、コンビニや自販機、トイレが多く点在。急なトラブルがあっても安心です。さらに、道沿いにはJRや私鉄の駅が複数あるため、途中で電車に乗って帰ることも可能。無理のないペースで楽しめる点も、多摩サイが選ばれる理由です。
立川、調布、二子玉川といったアクセスのよいエリアでは、レンタサイクルの利用も可能。手ぶらで訪れてもサイクリングを満喫できます。また、福生のクラフトビール工房や二子玉川周辺のカフェなど、食事や休憩を楽しめるスポットも豊富です。
自然と都市のバランスが絶妙な多摩川サイクリングロードは、日常の中に気軽な冒険を取り入れたい人にぴったり。1日しっかり走るもよし、数時間の軽い運動にも最適な、使い勝手のよい関東有数のルートです。
荒川サイクリングロード(通称:荒サイ)は、埼玉県熊谷市から東京都江東区の葛西臨海公園付近まで、全長80km以上を誇る関東屈指のロングライドルートです。広大な河川敷に沿って続くこの道は、信号が少なく交通量もゼロに近いため、快適かつ安全に走れるのが最大の魅力です。
特に人気なのは、彩湖〜葛西臨海公園までの区間。彩湖はサイクリストの中継地としても知られ、広がる湖を眺めながらのライドは開放感満点。そこから東京湾に向けて徐々に変わる風景を感じながら走ることができ、都市から自然、そして海へと移ろう景色が、走る楽しさを何倍にも高めてくれます。
ゴール地点にふさわしいのが葛西臨海公園。観覧車と広がる海の景色を眺めながらの休憩は格別で、達成感に満ちた1日を締めくくるには最適のロケーションです。
また、途中には秋ヶ瀬公園や岩淵水門、荒川ロックゲートなど、魅力的な立ち寄りスポットが点在。中でも荒川ロックゲートはSNS映えする写真スポットとして注目されており、景色を楽しみながらのんびり走りたい方にもおすすめです。
季節ごとの楽しみも豊富で、春は菜の花、夏はひまわりと、荒サイはまるで「花の回廊」のような表情を見せてくれます。自然を感じながら走る心地よさに、つい何度でも訪れたくなるでしょう。
補給面でも安心感抜群。コース沿いにはコンビニや飲食店も多く、サイクリスト向けのサービス(空気入れ・サイクルラック)を備えた施設も登場しています。特に岩淵水門周辺や新荒川大橋付近では休憩にも便利なスポットが密集しています。
さらに、複数の鉄道駅と交差するため輪行(電車での帰宅)にも対応しやすく、計画の柔軟性も高いのが特徴。初心者にとっても安心して挑戦できる環境が整っています。
都市と自然のコントラスト、そして海までのダイナミックな展開を楽しめる荒川サイクリングロードは、関東エリアで本格的なライドを体験したい全てのサイクリストにおすすめです。
江ノ島や湘南の海岸線を走るサイクリングは、関東屈指の 絶景&リゾート感あふれる人気ルート です。コースの起点としておすすめなのが鎌倉駅周辺。そこから由比ヶ浜や稲村ヶ崎を経て江ノ島、さらに茅ヶ崎、大磯方面へとつながる海沿いルートは、約20〜30kmと距離も程よく、観光気分で走れるのが魅力です。
最大の特徴は、なんといっても 常に海を感じられるロケーション。天気の良い日にはキラキラと輝く相模湾と、運が良ければ 富士山のシルエットを望むこともできる 贅沢な景色が広がります。とくに夕方のサンセットタイムには、赤く染まる空と海を背景に走る時間はまさに非日常です。
道中では、江ノ島や鎌倉など観光地としても有名なスポットが並びます。走るだけでなく、途中で観光を挟めるのもこのエリアの強み。江ノ島では展望台や岩屋洞窟に立ち寄ったり、鎌倉では小町通りでスイーツやグルメを楽しんだりと、食と観光を楽しむサイクリング を実現できます。
サイクリスト向けのカフェやレストランも多く、テラス席から海を眺めながらの休憩も最高。特に七里ガ浜エリアには自転車ラックを備えたカフェが点在しており、安心して立ち寄れます。また、コンビニも各所にあるため、補給に困ることはありません。
コース自体は平坦で、交通量も比較的安定していますが、一部歩行者や観光客が多い場所(江ノ島・由比ヶ浜周辺など)では徐行や押し歩きが推奨されます。無理な追い越しはせず、ゆったり走るスタイルがおすすめ です。
アクセス面でも優れており、新宿・東京方面からの電車でのアクセスも抜群。輪行で来て江ノ電に沿って走るのも風情があり、関東近郊からの日帰り旅としても人気です。
海と街、観光と運動を一度に楽しめる湘南サイクリングルート は、初心者にもベテランにも愛される名コース。晴れた週末にはぜひ、海風を感じる爽快なライドを体験してみてください。
筑波霞ヶ浦りんりんロードは、茨城県を代表するサイクリングルートで、全長はなんと180km超。関東最大級の規模を誇り、全国のサイクリストから高い人気を集めています。旧筑波鉄道の線路跡を活用した「つくばりんりんロード」と、日本第2位の面積を持つ湖・霞ヶ浦の湖岸を周回する「霞ヶ浦湖畔ルート」の2つを軸に、バリエーション豊かなライドが可能です。
つくば駅周辺から筑波山を目指す区間は、フラットで走りやすく、初心者でも安心して走れるのが特長。旧駅舎やホームの跡が点在しており、どこか懐かしいローカルな雰囲気が漂います。秋には筑波山の紅葉を眺めながらのライドが楽しめ、季節ごとの魅力にもあふれたコースです。
一方、霞ヶ浦を一周する「霞ヶ浦一周(通称:カスイチ)」は約125kmとロングライド向け。湖畔に広がる風景は視界が開けており、特に朝焼けや夕焼け時の湖面の美しさは感動的です。交通量が少なく、信号もほとんどないため、ペースを崩さずに一定のリズムで走れるのが嬉しいポイント。体力に自信のある中上級者にはぜひ挑戦してもらいたいルートです。
さらにこの地域は「ナショナルサイクルルート」にも指定されており、県や自治体が一体となってインフラ整備を進めています。ルート沿いには道の駅やサイクルカフェ、シャワー施設、自転車スタンドのある飲食店などが充実。万が一のトラブル時にもサポート体制が整っており、サイクリストファーストな環境が整っています。
また、霞ヶ浦エリアではレンタサイクルのサービスも豊富で、クロスバイクやロードバイクのほか、電動アシスト付きのスポーツモデルも用意されています。初心者やファミリーでの参加も歓迎されており、観光と組み合わせたサイクリング旅としても人気です。
関東で本格的なロングライドを楽しみたいなら、筑波霞ヶ浦りんりんロードは間違いなく外せないスポット。フラットな道と広がる湖の景色に癒されながら、風を切って走る爽快感をぜひ味わってみてください。
尾根幹線道路(通称:尾根幹)は、東京都町田市から稲城市を結ぶおよそ20kmの都市型サイクリングコースで、関東圏のサイクリストにとって“脚を鍛える定番ルート”として知られています。適度なアップダウンと直線的なルート構成が魅力で、日々のトレーニングに訪れるローディー(ロードバイク乗り)が後を絶ちません。
このコースの大きな特徴は、都心からアクセスしやすい場所にありながら、走行に集中できる環境が整っている点です。幹線道路でありながら信号が少なく、見通しのよい区間が続くため、一定のペースでの走行がしやすい構造になっています。タイムトライアルやインターバルトレーニングにも向いており、ストイックに走りたい方には理想的な条件がそろっています。
ただし、交通量がゼロというわけではなく、ロードバイクに慣れた中級者以上におすすめされるコースです。車道を走る区間が多いため、ヘルメットやライト、後方確認ミラーなどの装備は必須。特に朝の通勤時間帯や夕方は交通量が増えるため、時間帯の工夫も重要になります。
尾根幹沿いにはサイクリスト歓迎のカフェやショップも点在しており、休憩がてら立ち寄ることができます。特に「多摩境」や「若葉台」周辺は、サイクルラックを備えた飲食店も増えており、安心して休める環境が整っています。コンビニも多いため、補給にも困りません。
また、走行後は近隣にある温泉施設で汗を流すのもおすすめ。多摩センター駅周辺には日帰り温泉や銭湯も複数あり、トレーニング後のリカバリーにも最適です。サイクリング後の「ごほうび時間」も楽しめるのが尾根幹の隠れた魅力です。
尾根幹は、短距離ながらもトレーニング要素と快適性を兼ね備えた優良ルート。週末の軽めのライドから、真剣な脚力強化まで、目的に応じた使い方ができる汎用性の高さが支持されています。多摩エリアでスキルアップを目指すなら、ぜひ一度走ってみる価値のある道です。