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関東の輪行×ソロキャンプ旅7選|電車で行ける絶景フィールド

ユウスゲ公園全景
輪行で行ける関東近郊のソロキャンプに最適なスポットを7つ厳選紹介!湖畔、海辺、森の中など絶景フィールドをバランスよくピックアップ。伊豆大島の離島キャンプも掲載。キャンプとサイクリングの組み合わせを楽しみたい人に向けた、ワクワク感あふれるガイドです。
目次
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自転車×キャンプって最高!輪行で広がる自由な旅

キャンプ好き、自転車好き、旅好き――そんな人にこそ試してほしいのが「輪行×ソロキャンプ」のスタイルです。輪行とは、自転車を専用の袋に収納して電車やバスで運ぶこと。遠方まで移動してから、自分の自転車で自由に走れるという旅の自由度が魅力です。

とくに関東近郊は、海・山・湖などバリエーション豊かな自然フィールドに恵まれており、電車だけでアクセスできるキャンプ地も多数。しかも都心から1~2時間で非日常へトリップできる場所が多いので、週末の1泊2日でも十分に満喫できます。

自転車×キャンプ旅の魅力

  • 重たい荷物も自転車に積めるため、徒歩キャンプより快適

  • キャンプ場から周辺の観光地や温泉へも気軽に移動できる

  • 電車での移動を組み合わせることで、遠方の絶景にも気軽にアクセス可能

さらにソロキャンプとの相性も抜群。グループに縛られず、好きなときに好きな場所でテントを張り、日の出や星空を独り占めできるのは、最高に贅沢な体験です。

キャンプ+輪行に必要な装備は?

装備カテゴリメモ
自転車グラベルバイク、クロスバイクなど荷物積載に適した車種がおすすめ
輪行袋オーストリッチ L-100、モンベル コンパクトリンコウバッグなどJR・私鉄とも完全収納が基本ルール
キャンプ道具テント、寝袋、マット、バーナー軽量・コンパクトなUL装備が理想
バッグサドルバッグ、フレームバッグ、フロントバッグなどバランス良く積載して安定性を保つ

「ソロ×キャンプ×輪行」は準備も楽しみのひとつ。慣れると装備の軽量化や収納の工夫にハマる人も多く、まるで旅するパズルのような魅力があります。

次のセクションでは、そんな輪行旅にぴったりなキャンプ場選びのポイントを丁寧に解説します!

伊豆大島でのサイクリング
車とも徒歩とも違う、独自の魅力がある自転車ツーリング

キャンプ場選びのポイント|輪行旅で重視すべき3つの視点

輪行旅で行くソロキャンプは、徒歩や車で行く場合と比べてキャンプ場選びの基準が少し違います。ここでは、輪行サイクリストにとって重要な3つの視点を紹介します。

1. 駅からのアクセス距離

輪行では駅から自転車でキャンプ場へ向かうことが前提。
そのため、駅から10km圏内を目安に選ぶと無理のない移動が可能です。
ただし、上り坂が多い場所では距離が短くても時間がかかるので、標高差も要チェック。

  • 平地が多いエリア:片道15kmまでOK

  • 山間部・峠道:片道5~10km以内が安心

2. 自転車が置けるかどうか

キャンプ場によっては、自転車の持ち込みルールが異なります。

  • サイト内まで持ち込める:テント横に自転車を置けるので安心

  • 駐輪場利用のみ:鍵をかけて離す必要がある(防犯対策必須)

事前にキャンプ場の公式サイトで自転車の取り扱いを確認しておくと、現地でのトラブルを避けられます。

3. 周辺環境と買い出し事情

輪行旅は荷物を厳選するため、食材や飲料の現地調達が基本
コンビニやスーパー、飲料の自販機が近くにあるかどうかは、快適さを左右します。
また、周辺の温泉や立ち寄りスポットが充実していると、キャンプ以外の楽しみも広がります。

 

チェックポイント確認事項
食材調達最寄りスーパー・コンビニの有無
飲料補給水場・自販機の設置状況
周辺施設温泉、観光地、道の駅など

 

この3つのポイントを押さえれば、輪行×ソロキャンプの成功率はぐっと上がります。
次のセクションでは、いよいよ具体的なおすすめスポット7選を紹介します!

関東の輪行×ソロキャンプにおすすめの絶景フィールド7選

関東近郊には、輪行とソロキャンプの両方を楽しめるスポットが豊富です。ここでは、海・山・湖・離島のバランスを意識しながら、特におすすめの7つを厳選しました。

伊豆大島(東京都)

裏砂漠。東京から近いのに遠くまで来た感がすごい。

東京から高速船・フェリーでアクセスできる、離島ならではの絶景と星空を満喫。

  • アクセス:竹芝桟橋から高速船(約1時間45分)または大型船(約8時間)

  • キャンプ地例:トウシキキャンプ場、海のふるさと村キャンプ場

  • ポイント:島一周サイクリング、三原山トレッキング、満天の星空

特徴

伊豆大島は、伊豆諸島最大の島で、火山活動によって生まれたダイナミックな自然が魅力です。島内には「トウシキキャンプ場」と「海のふるさと村キャンプ場」の2か所があり、どちらもソロキャンプ旅の拠点にぴったり。トウシキキャンプ場は無料で利用でき、海沿いに位置していて磯遊びや絶景の夕日を楽しめるのが特徴。一方、海のふるさと村キャンプ場は有料ですが、設備が整っており、初心者や快適さを求める人におすすめです。島内の一周道路(約46km)は、海・山・断崖の絶景が連続する自転車旅の醍醐味を存分に味わえるルート。中央の三原山はトレッキングスポットとしても有名で、活火山の迫力ある景観を体感できます。また、島は星空観察の名所でもあり、夜には満天の星が広がる非日常の時間が待っています。船旅そのものが冒険心をくすぐる特別な体験になる、唯一無二の輪行旅スポットです。

奥多摩湖(東京都)

奥多摩湖
わざわざ奥多摩湖だけに来る人は少ない

都心から電車で1時間半、山と湖に囲まれた静かなキャンプ地。

  • アクセス:奥多摩駅+自転車で約10km

  • キャンプ地例:氷川キャンプ場

  • ポイント:湖畔ライド、登山との組み合わせ、温泉街

特徴

奥多摩湖は、東京都内でありながら豊かな山と湖の自然を満喫できる希少なスポットです。新宿から電車で約1時間半、奥多摩駅から自転車で10kmほど走れば、すぐに湖畔の絶景が広がります。奥多摩の魅力は、なんといってもその静寂と深い森の包容感。氷川キャンプ場はソロキャンパーにも人気で、川沿いの静かなサイトでのんびり過ごせます。自転車で湖周辺をぐるっと一周したり、奥多摩駅周辺の温泉に立ち寄ったり、日帰り登山(御岳山・川苔山など)を組み合わせたりと、アクティビティの幅が広いのもポイント。特に新緑や紅葉の季節は、まるで別世界に迷い込んだかのような絶景に出会えます。都市部から近いので、週末の1泊2日でも十分満足できるプランが立てやすいのも嬉しいところです。

精進湖(山梨県)

富士山が見えるだけで嬉しくなってしまう

富士五湖の中でも特に静かで、富士山ビューの穴場スポット。

  • アクセス:河口湖駅+自転車で約15km

  • キャンプ地例:精進湖キャンピングコテージ

  • ポイント:富士山の絶景、湖畔キャンプ、星空観賞

特徴

精進湖は、富士五湖の中でも観光客が少なく、静かに過ごせる穴場として知られています。河口湖駅から自転車で15kmほどの距離で、湖畔を目指す道中には富士山を望む絶景ロードが続きます。キャンプ地として人気の「精進湖キャンピングコテージ」は、湖に面した開放感あふれる立地で、富士山を背景にテントを張ることができる贅沢な場所です。湖畔キャンプならではの楽しみは、日中はもちろん、夜の満天の星空や早朝の湖面に映る逆さ富士。これを見に訪れるキャンパーも多いです。また、富士山周辺の観光地や温泉施設も自転車で足を延ばせる範囲にあり、旅のバリエーションが広がります。富士山好き、自転車好き、ソロキャンプ好きなら、一度は訪れておきたい絶景フィールドです。

西伊豆(静岡県松崎町)

雲居海岸
雲見海岸。伊豆半島にはグワッとした自然が多く残っている。

伊豆の絶景海岸と夕陽の名所。自転車で走る楽しさ満点の海沿いエリア。

  • アクセス:伊豆急下田駅+自転車で約25~30km(アップダウンあり)

  • キャンプ地例:雲見オートキャンプ場

  • ポイント:海沿いの絶景、伊豆の海の幸、富士山と夕陽の絶景

特徴

西伊豆は、伊豆半島の西側一帯を指し、海岸線の絶景と夕陽の名所として知られるエリアです。伊豆急下田駅から自転車で約25~30km走れば、海沿いに広がる風光明媚な町・松崎町や雲見地区に到達できます。このエリアは観光地化されすぎておらず、静けさと素朴さを味わえる穴場的存在。海に沈む夕陽は「日本の夕陽百選」にも選ばれ、サイクリングで走る道中の景色も素晴らしいものばかりです。富士山を遠望できるスポットも点在しており、晴れた日には思わず立ち止まって見とれてしまうことも。近隣のキャンプ場としては雲見オートキャンプ場などがあり、海を見渡すロケーションでソロキャンプが可能。海と山のアップダウンに富んだコースなので、体力に自信のあるサイクリスト向けですが、輪行とバスを組み合わせれば初心者でも挑戦しやすいです。温泉や地元の海鮮料理も楽しめる、西伊豆は旅心をくすぐるスポットです。

長瀞(埼玉県)

長瀞
長瀞はライン下り、ラフティングなど川遊びが盛ん。モンベル長瀞店にも寄りたい。

渓谷沿いの自然豊かなスポット。川下りとセットで楽しめる。

  • アクセス:長瀞駅+自転車で数km

  • キャンプ地例:長瀞オートキャンプ場

  • ポイント:荒川ライン下り、岩畳散策、渓谷サイクリング

特徴

長瀞は、埼玉県の人気観光地であり、渓谷美とアクティビティの宝庫として知られています。長瀞駅からキャンプ場までは自転車でわずか数kmとアクセス良好。荒川沿いの長瀞オートキャンプ場は、ソロキャンパー向けのフリーサイトも充実しており、川のせせらぎをBGMにゆったり過ごせる癒しの空間です。日中は自転車で渓谷沿いを散策したり、名物の荒川ライン下りを体験したり、地元グルメを楽しんだりと、キャンプ以外の楽しみも盛りだくさん。特に夏場は川遊びや水辺の涼しさが心地よく、初心者でも挑戦しやすいフィールドです。観光地としての充実度と、自然の中で過ごす静けさをバランス良く味わえるのが、長瀞ならではの魅力。「ちょっと足を延ばした小旅行感」を手軽に楽しみたいソロ輪行キャンパーにぴったりです。

芦ノ湖(神奈川県・箱根)

芦ノ湖
小田原→芦ノ湖の道のりはかなりヘビーなので心して。

箱根のシンボル湖。輪行+ヒルクライムの達成感と温泉が魅力。

  • アクセス:小田原駅+自転車で約20km(峠越え)

  • キャンプ地例:芦ノ湖キャンプ村

  • ポイント:芦ノ湖の眺望、箱根峠ヒルクライム、温泉めぐり

特徴

芦ノ湖は、神奈川県箱根エリアのシンボル的存在で、自転車旅の達成感と絶景を同時に味わえる場所です。小田原駅から自転車で向かう場合、箱根峠越えが必要ですが、このヒルクライムこそが挑戦心をくすぐるポイント。標高を一気に駆け上がった先で出会える芦ノ湖の雄大な景色は、まさにご褒美です。湖畔にある芦ノ湖キャンプ村は、手入れの行き届いた施設で、静かな湖畔キャンプが楽しめる人気スポット。周辺には日帰り温泉や観光スポットも点在しており、疲れた体を温泉で癒やし、観光地ならではの楽しみも満喫できます。峠を越えることで、旅がぐっと特別なものになる芦ノ湖。「挑戦と癒やし」を同時に得たいソロキャンパーにおすすめのフィールドです。

那須高原(栃木県)

那須高原の道
自転車ではドライブとは違った風景がみえる

高原リゾート地。夏でも涼しく、爽快な高地ライドと絶景キャンプが楽しめる。

  • アクセス:那須塩原駅+自転車で約20km

  • キャンプ地例:那須たんぽぽ村キャンプ広場

  • ポイント:牧場めぐり、広大な高原風景、温泉

那須高原は、栃木県を代表する高原リゾートエリアで、標高が高く夏場でも涼しい爽快な環境が魅力です。那須塩原駅から自転車で約20km、アップダウンはありますが、広大な牧草地や牧場を眺めながら走る高原ライドはまさに非日常。那須たんぽぽ村キャンプ広場は、那須高原の中心部に位置する自然派キャンプ場で、広大な芝生サイトと那須連山の眺めが魅力。観光施設も多く、ソフトクリーム片手に牧場巡りを楽しんだり、地元の温泉に立ち寄ったりと、旅の楽しみ方は多彩です。また、高原ならではの澄んだ空気と静けさは、都市部では味わえない大きな癒やし。夏の輪行キャンプで「避暑地」を求めるなら、那須高原は間違いなしの選択肢です。広がる緑と青空の下、自転車とキャンプで心をリセットする旅を楽しめます。

輪行・ソロキャンプを快適に楽しむための心得とコツ

輪行×ソロキャンプは自由度が高い反面、準備不足や思わぬトラブルで苦労することもあります。ここでは、初心者でも快適に楽しむための大事な心得と実践的なコツを紹介します。

荷物は軽量&コンパクトを最優先

自転車で運ぶ荷物は、重すぎると走行中の負担に直結します。

  • 軽量テント・軽量寝袋などのUL(ウルトラライト)ギアを選ぶ

  • バーナーやクッカーはソロ用小型サイズに絞る

  • 食材・燃料は現地調達も検討して積載量を減らす

荷物が軽くなることで、走りの安定性が上がり、長距離や坂道でも疲れにくくなるのが大きなメリットです。

サドルバッグ・フレームバッグをうまく使う

荷物は背負わず、自転車フレームに分散させて積載するのが基本です。

  • サドルバッグ:寝袋や衣類など軽めの大物

  • フレームバッグ:行動食、工具類など重めで小さい物

  • ハンドルバッグ:テントや軽い寝具類

このバランスを意識することで、自転車の重心がブレず安全性が確保できます。

輪行のルールとマナーを守ろう

電車輪行は以下のルールを守るのがマナーです。

  • 必ず輪行袋に完全収納する(フレームむき出しNG)

  • 電車内ではできるだけ端のスペースに立つ

  • 混雑時間帯を避け、早朝・昼間の移動を選ぶ

特に都市部の電車は混雑しやすいので、事前に時間帯を調べておくと安心です。

トラブル対策も忘れずに

ソロ旅では、自分でトラブルを解決する準備が必要です。

  • パンク修理キット、予備チューブの携行

  • 簡単な自転車工具と応急セット

  • スマホの充電用モバイルバッテリー

これらを備えることで、もしものときも冷静に対処できます。

輪行イメージ
輪行キャンプの荷物はミニマムが基本

よくある質問Q&A|ソロ輪行キャンプの不安を解消!

これから輪行キャンプに挑戦したいという方に向けて、よくある疑問や不安をQ&A形式で解消します。

Q. 初めての輪行に必要なものは?

輪行袋は必須です。そのほか、車体の固定用ストラップ、汚れ防止の手袋、軽量工具などもあると便利です。
駅のホームや車内での取り回しも考え、事前に自宅で収納の練習をしておくと安心です。

原則24時間持ち込み可能ですが、混雑時間帯は避けるのがマナーです。
とくに通勤ラッシュ(7~9時/17~19時)を避けて、午前中出発・昼前着などの行程がおすすめです。

はい、大丈夫です!ソロキャンプといっても、まずは整備されたキャンプ場から始めれば問題ありません。
トイレ・水場が整った場所を選び、シンプルな道具と行程で体験を積むことが大切です。
ゆくゆくはキャンプ場じゃないところでも宿泊できるようになれば、さらに自由度が増します。

基本的に避けましょう。暗い道では視認性が低く、事故や道迷いのリスクが高まります。またキャンプ場に泊まる場合はキャンプ場の受付が空いている時間も考慮しなければなりません。
ライト・反射材は必須ですが、日が落ちる前に目的地に着くのがベストです。

一部注意点はありますが、可能です。
人の少ない場所を避けて、ファミリーやソロ利用者が多い評判の良いキャンプ場を選ぶと安心です。
また、管理人が常駐している施設を選ぶのもおすすめです。

まとめ|輪行×ソロキャンプで広がる最高の自由旅へ!

関東には、輪行とソロキャンプを組み合わせて楽しめる魅力的なスポットがたくさんあります。伊豆大島の離島体験、奥多摩や精進湖の湖畔キャンプ、南房総の海沿い、長瀞の渓谷、箱根・那須の高原――どれも電車でアクセス可能で、自転車だからこそ味わえる特別な景色と体験が広がっています。

輪行キャンプを楽しむためには、軽量装備の工夫やルール・マナーの理解が大切です。初めての方は、アクセスしやすく設備が整った場所からスタートし、少しずつ挑戦の幅を広げていくのがおすすめです。

さあ、あなたも電車と自転車とテントを相棒に、自由でワクワクする冒険に出かけましょう!