はじめに|ツーリングで頼れる「明るいライト」の選び方
フロントライトばかりに目が行きがちですが、リアライトこそ、夜間のツーリングで命を守る装備です。
どれだけ明るいライトで前を照らせても、後ろから来る車やバイクに自分の存在を気づいてもらえなければ、事故のリスクは高まる一方。
特にロングライドや旅先では、走行時間が予定より延びたり、トンネルや峠道で思わぬ暗さに直面することも。そんなとき、しっかりと後方にアピールできるリアライトがあるだけで安心感がまるで違います。
本記事では、ツーリングやサイクリング旅行に最適なリアライト7選を厳選してご紹介。
後半では、リアライトの選び方や活用方法もわかりやすく解説していきますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
【おすすめ7選】ツーリングに強いリアライト
オムニ3 オート
こんな人におすすめ!
・トンネルや夕暮れでも自動でライトが点いてほしい人
・バッテリー交換式で長時間使えるライトを探している人
・安全性を高めつつ、取り外しも簡単なモデルが良い人
※明るさ&振動センサーで自動点灯する便利なオートモード搭載。最長350時間の点滅モードは、自転車旅行や通勤ロングライドでも安心。360度配光で後方だけでなく側面からの視認性も高く、安全性をしっかりサポートします。
タイト
こんな人におすすめ!
・突然の雨にも強いリアライトを探している人
・長距離ツーリングや通勤で電池の持ちを重視する人
・360度の視認性で夜間の安全を高めたい人
※IPX7の高防水仕様と耐振設計で、雨天や荒れた路面でも安心して使えるリアライト。5灯LEDで360度の視認性を確保し、最長180時間の点滅モードはロングライドの心強い味方。工具不要の取付やモードメモリ機能も備えた実用性重視の一台です。
LEDかしこいテールライト
こんな人におすすめ!
・夜やトンネルでのつけ忘れを防ぎたい人
・乾電池式で長時間使えるリアライトを探している人
・旅先でも取付けや角度調整が簡単なモデルを求める人
※暗くなって走り出すと自動で点滅するセンサー式ライト。遠くまで届く明るいレンズとサイド露光で、視認性もバッチリ。連続点滅は約100時間、取付も工具不要。シートポスト・シートステーに対応し、旅の安全をしっかりサポートします。
Blinder Mini Rear Bike Light
こんな人におすすめ!
・ミニマル装備で旅を軽快に楽しみたい人
・USBケーブル不要でそのまま充電できるライトを探している人
・通勤〜ロングツーリングまで使える防水&高視認モデルが欲しい人
※最大30ルーメン、最大照射距離300mで視認性は抜群。USB-A端子直挿しで3.5時間充電、最大30時間の点灯が可能。完全防水(IPX規格)で雨の日も安心。重量わずか17gと超軽量で、ツーリングバッグにもすっと収まります。
ゼクトドライブ 200+
こんな人におすすめ!
・サドルバッグやポケットにも取り付けられるライトが欲しい人
・ツーリングや通勤でしっかり視認されたい人
・USB-C充電&防水仕様の実用性重視なリアライトを探している人
※最大200ルーメンで視認性抜群。フェムトモードなら最長35時間の連続使用が可能。バンドとクリップの2WAYで取付位置を選ばず、ツーリング時も便利。USB-C充電・IPX7防水の薄型ボディは旅にも日常使いにもフィットします。
Varia RTL515
こんな人におすすめ!
・後方の安全確認を強化したいロングライダー
・Edgeやスマホでリアビューを可視化したい人
・明るさ+安心感を重視する本格派サイクリスト
※最大140m後方からの車両接近をレーダーで検知し、ライトの点滅やアプリ通知で知らせてくれるハイテクモデル。最大65ルーメンの高輝度ライトで1.6km先からも視認され、最大16時間稼働。Edgeやスマホとの連携で、自転車旅の安全性が一段と高まります。
テールライト
こんな人におすすめ!
・コイン電池で長時間使えるリアライトを探している人
・サドルバッグやフレームの形状に合わせて取付位置を調整したい人
・とにかく軽量でシンプルなモデルを選びたい人
※わずか45gの軽量ボディに、点滅約130時間のロングバッテリーを搭載。付属の2種ブラケットでシートポストにもバックホークにも対応可能。通勤・通学からライトなツーリングまで、さりげなく安全性をサポートします。
リアライトの選び方|ツーリング仕様で考える5つの視点

旅先でのライドは、天候も道路状況も予測が難しいもの。
だからこそリアライトは「とりあえず付いていればいい」ではなく、実用性と信頼性を重視して選ぶことが大切です。ここでは、ツーリングに適したリアライト選びの5つのポイントを紹介します。
明るさよりも「どの角度からでも見える」ことが大切
リアライトは前を照らすわけではないため、ルーメン数だけで判断するのはNG。
それよりも、後方だけでなく左右・斜めからも視認される**「視認角度の広さ」**が重要です。
180度以上の拡散照射や、レンズ全体が光る構造は視認性が高く、追い越す車にしっかり存在をアピールできます。
点滅・昼間点灯で存在感アップ
夜間はもちろんですが、明るい日中でもリアライトは有効。
逆光や曇天では視認性が落ちるため、点滅モードを使うことでドライバーに早めに気づいてもらえます。
旅先ではトンネル区間や日暮れ前の峠越えもあるので、常時点灯・点滅を切り替えられるモデルがおすすめです。
取り付けの自由度と安定性も要チェック
シートポストだけでなく、サドルレール・リアキャリア・バックパック・サドルバッグなど取り付け場所が限られる場合もあります。
長旅では積載量も増えるため、複数のマウント方式に対応したモデルや、脱着がスムーズなラバーバンド式が使いやすく重宝します。
バッテリーの持ち時間と充電方式を確認
ツーリングでは途中で充電できない区間もあるため、連続点灯で5時間以上を目安に選びましょう。
近年主流のUSB充電式なら、モバイルバッテリーから給電可能。中にはType-C対応の高速充電モデルもあり、旅先でも安心です。
防水・耐久性能は山道や雨天に備えてIPX4以上が安心
突然の雨や、泥跳ねの多い林道でも壊れないように、IPX4〜IPX6程度の防水性能があると安心です。
また、アルミボディや耐衝撃設計のモデルは、長期旅やグラベルルートにも対応しやすく、ライトが外れてしまうリスクを減らせます。
よくある質問(FAQ)|リアライトの使い方で迷ったら
Q. リアライトって昼間もつけるべき?
A. 交通量の多い道路や逆光の時間帯では、昼間点灯がおすすめです。
特に峠道やトンネル手前では車からの視認性が下がりやすいため、点滅モードでアピールするのが有効。昼夜を問わず「見られる意識」が事故防止につながります。
Q. シートポスト以外にも取り付けできる?
A. 多くのリアライトは、サドルレールやサドルバッグ、バックパックのループなどにも装着可能です。
ツーリングでは荷物の積載状況によってシートポストが隠れることもあるため、装着位置の自由度が高いモデルを選ぶと安心です。
Q. フロントライトと同じブランドで揃えるメリットは?
A. 必須ではありませんが、充電ケーブルの共通化やデザインの統一感というメリットがあります。
また、メーカーによっては前後セット販売やマウント互換性のある設計もあるため、全体の使い勝手を意識して選ぶのもアリです。
Q. 一番目立つリアライトの取り付け位置は?
A. 基本はシートポストですが、荷物で隠れるならサドル下やバックパック上部への装着がより目立ちます。
重要なのは「後方からの視界に入りやすい高さと角度」にセットすること。地面からの高さが一定以上あり、垂直に近い角度がベストです。
まとめ|リアライトで“旅の安心感”を背中に灯そう
ツーリングでは、「前を見るライト」以上に**「後ろから見られるライト」**の重要性を実感する場面が多くあります。
峠道の下り、薄暗いトンネル、予想外に遅くなった日没後の道——どんなときも、リアライトがあなたの存在を守ってくれます。
今回紹介した7モデルは、いずれもツーリングユースに耐えうる実用性・明るさ・取り付けやすさを兼ね備えたものばかり。用途やスタイルに合わせて、自分に合った1台を選んでみてください。
最後に、目的別のおすすめモデルを振り返ります:
軽量コンパクト派に:Knog Blinder Mini Rear
→ バッグにも取り付けやすく、都市〜郊外ライドまで幅広く活躍最大視認性&ハイテク機能派に:GARMIN Varia RTL515
→ 後方レーダー付きで安全性重視の旅に最適シンプル機能&コスパ重視派に:BRIDGESTONE TL-SP1
→ 必要十分な明るさと使いやすさで、初めてのリアライトにもおすすめ
また、リアライトはフロントライトとセットで使うことで最大限の効果を発揮します。
夜間ライドや長距離サイクリングをより快適に楽しむために、前後のライト選びはセットで検討してみてください。